木の家は防カビにイイ
木が湿度を調節してカビの発生を抑えてくれるから安心。効カビ・抗菌作用の木を使えばさらに安心。
高温多湿を防ぐ、木の秘密
- 日本の気候は湿度が高い時期が多く、これがカビの発生の大きな原因といえます。
- 高温多湿を防ぐことができれば、カビの発生も最小限に抑えることができるのです。
木の家は、自然の力で高温多湿を防ぐので安心です。
秘密は「調湿作用」--木を使ってさわやかな空間づくり
- 木は、まわりの湿度を感じ取り、水分を吸ったり吐いたりする「調湿作用」があります。
つまり、まわりの湿度が高くなると水分を吸い取り、余分な湿気を取り去ってくれるわけです。
まさに木は自然の除湿機。エアコンなどの機械と違い、湿気を取りすぎることもないから安心です。常に過ごしやすい環境を作り出すために木も働いているのです。
家の内装に木を多く使えば室内の湿度を調整してくれるので、カビや結露が発生しにくくなり、健康的で快適な生活を送ることができるのです。
カビに強い木の利用でさらに安心!
- ● ヒノキ
セスキテルペンアルコールやフェノール類といった抗カビ成分を含んでいます。ヒノキは非常に耐久性が高い木材として知られていますが、これは、ヒノキの中に「木材腐朽菌」の生育を抑える働きがあるからなのです。
また、院内感染の原因となる細菌「MRSA」の殺菌作用も持っている、心強い木材なのです。
- ●ヒバ
ヒノキチオールという、抗カビ・抗菌作用の強い化合物を含んでいます。これは、部屋のカビの発生を抑えるだけではありません。院内感染の原因となるMRSAや食中毒を引き起こす病原性大腸菌、O-157に対してもその威力を発揮してくれるのです。
- 抗カビ・抗菌性の高い木材は、
健康で安心して生活できる環境を作り出してくれます。
カビはどんな悪さをするの?
- カビは、家中の至る所に発生し、私たちの健康にいろいろな害を与えます。
- 思わぬところにもカビは潜んでいます。
こんなにコワイ。カビの影響
- カビは、人体だけでなく生活空間まで影響を及ぼします。
- 健康に影響
- 真菌感染症やぜん息、気管支炎などのアレルギーの原因となる。
- 食品を変質させて食中毒の原因となり、時には生命にかかわることもある。
- ダニの繁殖
- アトピーなどの原因となるダニのエサとなり、間接的に人間の健康を害する。
- 家財に影響
- 絵、美術工芸品、皮革製品などにも繁殖し、清潔感を損なったり、時にその物自体をダメにしてしまう。
- 家に影響
- 壁や柱、土台などを腐らせ、家の老朽化を早める。